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国境付近は面白い

タイと接する国との国境の町を訪れてそのあたりの様子が紹介してある。国境付近に住む人は国境は関係なく交流・交易をしている。そもそも彼らにしてみれば自分たちの仲間(同じ民族)の活動範囲の真中に突然国境が引かれ、こっちの人はこっちの国、こっちの人はこっちの国と分けられたのである。だから彼らは日々国境をまたいで生活しているようだ。
タイとミャンマーの国境のことが主に取り上げられている。

環インド洋経済圏というセミナーに参加してみた

環太平洋経済圏とは良く聞くが、環インド洋経済圏というのは初めて聞いた。この環インド洋経済圏には、インド洋に面するASEANの国、マレーシア、インドネシア、タイそしてミャンマーが含まれ、さらにバングラデシュ、インド、パキスタン、イラン、イエメン、エチオピア、ケニア、タンザニア、モザンビーク、南アフリカ、そしてオーストラリアなどで構成される。

ASEANはこのインド洋の経済圏とも関係するので、セミナーに参加してきた。

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この地域の国々の共通点は、まずどの国も資源国であること、人口が急激に増加していること、若年層が多いこと、そして民主化された国であることだ。

資源はあるが資源のまま、加工なしで輸出していることから加工して輸出したいと思っている。人材が育っていないので、身近な農業や縫製、皮革関連の生産から行いたいようだ。日本の期待としては、市場として、資源調達国として期待が大きい。

植民地開拓時代は最も注目された地域だがしばらく忘れられていた地域である。そもそも日本は中東の石油を運ぶ通路であるが、最近、関係者によれば最近やっと、政府外務省が注目してきたそうです。そう言えば、安倍首相がモザンビークやマダガスカルを訪問したニュースを聞いたし、つい先日インドの首相が日本を訪問し、安倍首相と会談している。まもなくスリランカとバングラデシュを訪問するなどこの地域の国を頻繁に訪問している。

現実は厳しいようです。法制度が整ってないし、インフラがないし、労働者はいるが工場で働くという経験が無いそうだ。資金回収は難しいので、何かを売る場合は前金で受け取ってから売る必要があるらしい。実際にブームになるにはまだ10〜20年はかかる気がした。

なお、この地域は中国が早くから進出していて、実際に各国最大の貿易国は中国だ。だから新聞報道等では、アフリカは中国が入り込んでいてもう日本が入る余地がないと言われている。しかし、アフリカを25年研究しているという神戸大学の高橋教授に寄れば、日本はODAなどを通じてずいぶん前から深く浸透しているとのこと。支援の質が違うから心配ないとのことだ。

マレーシアにおけるビジネス機会セミナー報告

2013年7月1日に、神戸にて標記セミナーが開かれたので参加した。

講演は2つ。マレーシア国際通商産業省の大臣、ダトゥ・セリ・ムスタパ・モハメド氏と、現地に生産工場を造ったパナソニック株式会社の藪野満氏だ。

マレーシアの大臣の講演では、主に以下の点が強調された。

日本との貿易額は、中国、シンガポールに次いで3位、投資額は日本が1位であること。

日本には、LNGや石油の輸出が多く、電子機器の輸入が多いとのことだ。

マレーシア進出のメリットとして以下の点が説明された。

  1. 国が安定していて、国の政策に一貫性が長期に保たれていること
  2. ビジネスを積極的に支援する国である
  3. インフラが充実している
  4. 優れた人材を豊富に育成している
最後に、地勢的にASEANの中心部であり、インフラも充実し交通も便利なので、リージョナルヘッドオフィスの誘致も積極的に誘致しているとのこと。

次に、パナソニックの太陽光パネルの講演があった。

以前は、環境的に日本でしか作れなかったセルを含めて、全行程をマレーシアで生産できるようになった。

その理由は、以下の3つである。

  1. 電力をふくめたインフラがいいこと。
  2. きれいな水が確保できること
  3. 質の高い労働者、特にマネージャークラスの人材が豊富であること。

また、国としての支援があり、許認可等、非常にスムースに進んだことから、工事着工から8ヶ月で工場が完成し操業可能になったとのことだ。