カテゴリー別アーカイブ: eコマース

Jimdoは他と比較できない独自の世界があることがわかった

私はホームページを作るCMSと呼ばれるソフトで最初に知ったのはconcrete5だった。その後たぶんもう5年ぐらい関連の勉強会に参加して来ている。3年前ぐらいだったと思うがJimdoというconcrete5とよく似た操作性を持つホームページツールの存在を知った。concrete5と操作性はよく似ているが機能は少なかったこともあり、ド素人向けの奇をてらったツールだと思っていた。しかし、インストールとかしなくていきなり使えるので、不慣れな人には向いいているように思えていたが、まあ少なくとも私には関係のないド素人向けのツールだと解釈し感心も持たなかった。

今年ラオスの視察ツアーに参加した際に、東南アジアに滞在して東南アジアのことを記事にして日本に送っているフリーのジャーナリスト(松田健氏)と知り合いになった。彼からホームーページに自分の活動の記録を書いているので見てくれとのこともあり見てみた。見てびっくりしたそれこそ20年前によく見かけた古臭い素人っぽいホームページでしたので、翌日最近はもっといいツールがあることを、concrete5を頭に描きながら説明した。実はこのタイミングで、concrete5を紹介し進めるべきところですが、実は紹介しませんでした。理由は、まずインストールが必要なこと、日本人が普通に感じるテーマがないこと、簡単な説明書きがないことの3点だ。つまりconcrete5は、構築にはプロによる初期制作が前提です。構築時にプロの作業があってこそ以降は素人が自由に更新できるものです。そんなことから、Jimdoに再び関心を持ち始めました。

ちょうどいいタイミングで「Jimdo」のセミナーが「奈良県地域産業振興センター」の主催で開催されたので参加してみました。

(以下が始まる前の会場の様子)

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前半は機能の説明だったが、concrete5より劣る機能だし、説明も素人向けなので眠く、帰ろうかなとも思った。しかし、聞いているうちに機能が不足しているのではなくて、細かいことにこだわる機能は削除し、最低限必要な機能に絞り込んで、うまくまとめているのだということがわかったとき、眠気が去った。

さらに聞いているうちにconcrete5はWeb制作者向けのツールであるが、Jimdoは小さいビジネスを行う人向けのツールであることがわかった。つまり、小さいビジネスをやるひとはホームページは必要だが、そんなに凝ったホームページは必要はない、シンプルでいいのだ。小さいビジネスだからホームページ制作をプロに委託はしんどい。意図が伝わらないから、高額だがきちんと聞き出してくれるところに委託するか、安いところに頼んで何度もお金を追加して作り変えてもらうかだ。いずれもお金がたくさん必要だ。やはりビジネスを行う人が自らこころを込めて作っていくのが望ましいのだ。そういう意味でJimdoは最適だとわかった。

ビジネスツールでオープンソースではないから使い方の説明は有料だ。利用者のコミュニティで情報交換できるが参加費は有料だ。意見交換会なろものもあるがこれも有料だ。

今回のセミナーでJimdoの世界がとてもよく理解でした。

また中小機構eコマースセミナーに参加してみた

前回の中小機構のeコマースセミナーは大阪で開催されたが、今回京都参加のセミナーに参加してみた。どちらもこれから始めようとする人向けのいわゆる初心者セミナーだが講師が異なるので参加してみた。

さすがにスクーレッスンをみて、大阪と奈良のセミナーに行ったので、全体像ははっきりしてきた。

講師が変わると同じ内容でも説明に仕方が変わる。今回のセミナーで紹介されたおもしろい切り口をまとめました。

顧客対応の考え方としてネットショップ客をうまく表現されました。

  • 潜在客は、ふらふらしている。
    ふらふらしている人をどうやって自分のショップに呼び込むかを考えるとよい。
  • 来店客は、せっかちである。
    せっかちな人にはどう対応したら留まってもらえるかを考えると良い。
  • 購入客は、わすれっぽい。
    忘れっぽい人に忘れられないようにするためにどうすればいいかを考える。
  • 継続客は、浮気っぽい。
    浮気され別の店に行かれないようにどうすればいいかを考えると良い。

ネットショップには4つのタイプがあるという。

  • オリジナルタイプ
    知名度が低く商品数は少ないが商品を丁寧に説明し衝動買いを誘う。小規模の製造業者の直販など。
  • ニッチタイプ
    限定されたことに興味を持つ人を対象とする。特定のスポーツやコレクターの商品のみ取り扱う。
  • 有名ブランドタイプ
    指名買いが多いので商品説明は指名されたものかどうかがわかれば良い。
  • 総合タイプ
    商品点数で勝負。家具、ドラッグストア、通販など。

このうち小規模で始めるならニッチタイプが適していますね。オリジナル商品が手に入るのであればオリジナルタイプになります。

ネットショップは広告が必須なので広告を出す必要がありますので、常に利益と広告費を比べての収支確認が必要だ。

  • CPO(Cost Par Order)=広告費/注文数
  • CPA(Cost Par Action)=広告費/顧客数
  • CPC(Cost Par Click)=広告費/クリック数
  • LTV(顧客生涯獲得数)一回あたりの広告費でみるのではなくて、何度か買ってもらった合計によって評価する指針

上記これらは広告費を入力することにより常に把握することが必要だし、逆にあとどのくらい広告費をかけていいかの指針にもなる。ネットショップの失敗の90%は広告費が不適正で集客できなかったこと、残りは広告費をかけすぎて赤字になったことだそうだ。

集客のためにすること

  • SEO対策をする。常識的な項目はクリアさせること。
  • リスティング広告を上記の数値を意識して利用すること。

接客(サイトの作り)

  • 店舗のコンセプトが伝わるように作る
  • 商品にはターゲットとする客に響くようなキャッチコピーを作る。
  • ページ作成は、BEAF(ビーフ)の順番を守る

BEAFとは以下で、以下の説明お順番が重要である

  • Benefit  購入のメリットを説明する
  • Evidence  証拠を説明する
  • Advantage  競合他社との優位性を説明する
  • Feature  その他の特徴を説明する

追客(リピータ)

リピータのためにはメルマガは欠かせない。

  • 開封率は、件名で決まる
  • クリック率は、内容で決まる
  • 購入率は、リンク先の情報で決まる

クレーム対応について

  • 軽いクレーム
    コストをかけず機械的に対応する
  • 重いクレーム
    ショップ側の大きな問題点を発見するのに役立つことなので丁寧に対応し問題可決することによってショップの改善に結びつける

ネットショップの出店場所に関するセミナーに行ってみた

大手ショッピングモールには以下のところがある。

楽天

店舗型のショッピングモールで、シェアは全体の約28%で、日本最大の取引場所である。
初期費用、月額固定費、売上ロイヤリティ、決済手数料、ポイント負担費など、もろもろ手数料が取られるので、安易には出店できないし、出店したら頑張って赤字にならないようにしないといけない。
出品商品数と契約期間から4つの契約プランがあり、プランによって月額固定費と売上ロイヤリティが異なる。
アフィリエイトの仕組みがあり依頼(もちろん有料)すると売り上げアップになる。申し込むと担当者が付き、担当者から広告の案内があるそうだが、一回の広告で30万円は必要なんだそうだ。

外部(自社独自ショッピングサイト)へのリンクは禁止で、顧客情報も得られないが、どのお店で買ったかは意識される。

アマゾン

シェアは約15%で、楽天の次になる。
初期費は不要だが、月額固定費、売上ロイヤリティ、カテゴリ成約料が必要となる。プランは2つで大口と小口である。商品50点以下なら小口で固定費がやすい。
初期費は不要で契約は月毎なので、比較的簡単に始め、止めるのも簡単である。

外部(自社独自ショッピングサイト)へのリンクは禁止で、顧客情報も得られないが、どのお店で買ったかは意識されないので、お店の名前を売るには不向きである。

YAHOO

以前はシェアは高かったがいまはとてもすくなく衰退気味のようだ。
初期費、月額固定費、売上ロイヤリティも無料であり、外部(自社独自ショッピングサイト)へのリンクもOK、顧客情報も得られるなど理想的に見える。しかしその結果、いい加減なお店が増えてしまって評判が悪そうだ。
無料で手軽な故に安易に出品する人が多いようだ。

その他

その他、DeNa(旧ビッターズ、若年女性)、Qoo10(韓国、若年女性)、Shoplist(アパレル)、ポンパレ(リクルート)などがある。

 

サービスを使って自前のお店を持つ方法としてASPサービスというのがある。ショップのひな形が使えるので、商品の登録を行えばお店を運用できる。
楽天やアマゾンのように月額固定費や売上ロイヤリティがいらない。顧客情報を自前で蓄積できる。ただ集客や顧客対応など全部自前で行う必要がある。

 

基本全部自前で作るが、ショッピングカート機能のみどこかのサービスを使いたいという場合に使うこともあできる。

中小機構eコマースセミナーに参加してみた

中小企業の支援を行っている「中小機構」がeコマースのセミナーがあったので参加した。

講師は船井総合研究所の阪口氏だ。午前中に2セッション、午後に2セッションと全部で4時間に及ぶセミナーだった。

午前中のセッションでは、これからネットショップを始める人を対象に心得ておかないといけないことが説明されたので、それらを箇条書きにする。

  • 最初は月100万円の売上を目指すこと。最初の壁である100万円を達したら成功といえる。
  • カテゴリーを絞って、そのカテゴリで一番になること。カテゴリを絞っても5,000万円の売上達成はできるからカテゴリーを絞ることで市場が狭くなると思わなくて良い。
  • 手間を掛けないと成功しないので専任の担当者を置くこと。その担当者はWEBのわかる人でなくて、売り方を考えることができる人であること。
  • 競合他社を調べて、まずは他社が実施していることは全部取り入れ、なにか一つ自社のメリットを加える。
  • リピータの売上が安定収入となるので、リピータを意識したサイトにする。
  • マジョリティを意識した戦略にする。

午後のセッションでは、大手ショッピングモールについての内容だった。

楽天は、もっとも集客できすぐに売上を上げることができる。シェアは50%。客の80%がマジョリティである。楽天ショップ内での検索で最初のページに出るようにすることが大切で、それは顧客からのレビューの量で決まる。

アマゾンは、売上では楽天を抜いている。客層は40代サリーマンが多く年収も比較的多い層が利用している。物流に力を入れているので早く届くので、すぐに欲しい商品では圧倒的に強い。

ポンパレは、リクルートの関連会社の顧客向けのショッピングモールだそうで、出店のハードルは高い。客層のレベルが高い点と、運営者がノウハウを持った専門家が運営しているので、今後大きく伸びる期待がある。

ヤフーは、シェア2%で初期からシェアが下がっており将来性がない。価格勝負の商品が実績が高い。腕時計、家電、スポーツ用品など。

ビッターズは、シェア1%。10代の女の子が多いそうだ。

目標や評価のための基準が数値で示された。

  • 細かいカテゴリであるが一位を撮るということはシェア26%を取ること。
  • 粗利は70%、経費引いて50%が基準。
  • 薄利多売なら7%の粗利が最低で。
  • 価格は、1,3,5,7,10で設定する。
  • クリックしてから買うまでは7日までは見込み有り
  • アクセス数の内1%が購入に結びつく。リピータの場合5%。それに達しない場合はなにか基本的な問題がある。
  • メルマガを開く人は20%、サイトに誘導できる人は8%。
  • メルマガは内容にコストをかけるのではなく送り先の選別にコストをかける
  • 電話注文は10%。直後に連絡すると、リピータが3倍増える。
  • アクティブ顧客数x1万円が見込める。
  • 物流費は12%以下にしないと利益が出ない。
  • 購入客の内、会員登録は80%が普通。

講師の資料には50の項目があるそうだが、全部は聞けなかった。今後どこかで聞きたいものだ。